さて、いよいよ電気回路の作成に入ります。
作成した発電機から得られる電気は、本にも書いてあるように三相交流の電気です。これをバッテリーに貯めるためには直流に変換しなければなりません。その回路図は本の71ページと73ページに記載されています。これを見た印象は、もっと難しい回路かと思っていたのに、意外に簡単なものでした。
今回は73ページに記載されている三相倍電圧全波整流器を作ることにしました。必要な部品は、コンデンサーとダイオードと基板です。いずれも秋葉原の電子部品店で購入しました。なお、コンデンサーは本に書いてある性能のものを購入しましたが、ダイオードはその性能のものが店にはおいてなかったので、耐圧1000Vのものを購入しました。基板は本より多少大きめのものを購入しました。組み立て写真が74ページに掲載されていますが、一見すると窮屈そうなので、少し余裕をもたせることにしました。
ここで、コンデンサーとダイオードの極性を確認しておきます。これらには極性、すなわちプラス、マイナスがあるので、取り付けには注意が必要です。コンデンサーは買ったときは足の長さが異なっています。足の長い方がプラス側です。本体は全体が黒ですが、マイナス側は灰色に着色されていて、マイナス―の表示があります。足を切ったあとは、これが目印になります。
ダイオードは、足の長さは同じです。これも本体は黒ですが、片方に灰色の帯がついています(下の写真では、左側)。こちらが、カソード側です。ダイオードでは電流はアノード側からカソード側へ流れ、逆方向にしか流れませんので取り付けには注意が必要です。ちなみに、回路図ではダイオードは(
)のように示されます。三角形の尖った右側がカソードです。
整流器の作成に当たって、まず最初にすることは、本に記載されている回路図に基づいて実際の基板上に部品を置き、配線するための配線図を作成することです。作成した配線図を以下に示します。
上の左の図は、本の回路図を書き直したものです。分かりやすいようにコンデンサーの表示を変更しています。右の図は、基板上での配置と配線を表しています。基板の孔は横方向が36ヶ、縦方向が27ヶ開いています。


下の図は、上の右の図を左右反転したものです。実際に配線するのは裏側なので、図面を見ながらの作業がやり易いようにしました。実際の基板および部品の寸法を2倍に拡大しています。

実際に配線した写真を示します。配線に用いた銅線は直径約0.5mmで、電話配線に使われていたものです。交差するところなどは被覆をはがさないで使いました。配線を固定しているのは、コイルに使用したエナメル線です。

