市民共同発電所とは
自然エネルギーに関心があり、太陽電池を設置したいが、屋根が狭い、南向きでない、土地がない、資金がない、マンションに住んでいる等々の理由で自宅等に太陽電池を設置できない場合もあります。それでも自然エネルギー利用の拡大になんらかの貢献したいという場合、市民共同発電所に投資するという方法があります。新聞等でも時々取り上げられていますが、現在日本各地にこうした発電所が建設され、稼働しています。
市民共同発電所は、大会社が建設するメガソーラーとは異なり、その多くは比較的小規模の発電所で、その建設費の全額または一部を小口に分割し、広く市民から寄付や出資を募って建設するものです。出資の場合は、多くがファンドという形をとっているようです。自治体から補助金が出る事例もあります。現在は、固定価格買取制度があるので、発電した電力は電力会社に売却できます。それが10年、20年続きますので、利益が出てきます。ファンドの場合はその一部が投資者に還元されています。
実は管理人も、自身で太陽電池を設置する前からこの種の発電所のファンドに少額投資しており、その数は現在3件ほどになっています。これらのうち、2件はすでに稼働しており、順調に発電しているようです。発電量などは、メールで知らせてくれます。また、1件については1年を経過し、分配金が交付されました。
市民共同発電所の例
そんな市民共同発電所の例をいくつか紹介します。
まず最初は、しずおか未来エネルギー株式会社(http://s-miraienergy.com/)が静岡市内に設置した発電所です。同市内の市立日本平動物園など3か所に設置されています。出力は3か所の合計で149.76KWです。
このうち、日本平動物園の太陽光発電所を見学しました(H25.7.11)ので、以下に紹介します。
動物園の入口です。

せっかくですので、同動物園の代表的動物の姿を2つほど。暑いので水槽で水浴びをする白熊と冷えた室内と戸外を自由に行き来できるレッサーパンダです。


さて、いよいよ太陽電池です。入場券を買って中に入るとすぐ左手に、写真に示すようなパネルが設置されていて、ここにはみんなの出資による地域発電所があるということが紹介されています。いきさつなどのほかに、出資者の名前が掲示されています(希望者のみ。写真では氏名欄は網掛してあります)。
実は管理人もこのファンドに投資していますので、管理人の名前もあります。
さて、太陽電池パネルはどこにあるのか、園内を見て回ってもそれらしいものは見当たりません。
実は、事前に同社の方に場所を教えていただいていたので、それに従って園内左手にある建物の裏手の坂を上ってみると見えました。ブルーの波板屋根の上に整然とパネルが設置されています。



ここでは、当サイトでも紹介している「エコめがね」が採用されていて、その発電量等のデータは同社のホームページで確認できます(出資者のみ)。
もう1つ、京都市の例を紹介します。
一般社団法人市民エネルギー京都(http://kyoto-renergy.org/)が推進しているもので、すでに 道の駅や生活協同組合(生協)の店舗、学校の屋上など6か所に設置するなど活発に活動されています。残念ながら、こちらはまだ見学していません。
詳細については、同法人のホームページやFacebookで紹介されていますので、そちらをご覧ください。
このほかにもいろいろな市民共同発電所があります。おいおい紹介していきたいと思っています。
市民共同発電所ファンドの一例について次ページにて簡単に説明します。