ここでは、屋根置き太陽電池発電で導入したエコめがねについて、実例をもとにその詳細を紹介します。
エコめがねとは?
エコめがねは、準備編や施工編(1)に記載したように、NTTスマイルエナジー(以下、NTT-SEと略します)という会社が提供している太陽光発電みえる化サービスです。太陽電池の発電量、使用電力量などのデータを測定し、NTT-SEのサーバーに送信します。もちろん、インターネット環境が必須です。
NTT-SEでは、それを解析し、グラフ化するなどして教えてくれるというわけです。これらを自分のパソコンなどを通じて確認することになります。ただ、難点があります。それは、HEMSのようにリアルタイムのデータを知ることはできないということです。約1.5時間前のデータが最新のデータとなります。なお、これらのデータは太陽光発電の施工業者にも送られ、異常があれば連絡してくれるようです。
10KW未満の住宅用はもちろん、10KW以上の業務用も用意されています。詳しくは、ホームページ(http://eco-megane.jp/)をご覧ください。管理人の使っているのはもちろん住宅用です。
エコめがねの購入
エコめがねは、太陽光発電の施工業者から購入します。10年間のサービス料を前払いという形で、施工見積書に加算されます。電流を検知するためのセンサー(ブレーカーに取り付けます)、電流データを計測し送信する装置に加えて、データを提供会社のサーバーに送るための無線LAN親機が付属しています。この無線LAN親機はエコめがね専用となっていますが、すでに自宅に無線LAN親機がある場合は、それを使うことが可能です。設定に来た業者にその旨を伝えれば、そのように設定してくれます。ただし、購入の際に無線LAN親機は要りませんとはならないようです。予備としてとっておけばいいでしょう。
管理人もすでに使っている無線LAN親機に接続してもらいました。
エコめがねの画面
接続設定が終わると、パソコンやタブレットなどでインターネットに接続し、エコめがねのサイトにアクセスします。ログイン画面で、IDとパスワードを入力すると、次のような画面が表示されます。

ここには、今日の実績として発電量と消費量が示されます。それに基づいて、売電額と購入電気代(基本料金を含む)、さらにその差額が収支として表示されます。ただし、表示されるデータはアクセスした時間の1.5時間前のデータです。なお、購入電気代は各電力会社によって異なりますので、設定時に電力会社名と電気契約内容の登録が必要です。電気代の改定があった場合は、自動的に変更されます。
その月の昨日までの収支(売電額から購入電気代を差し引いた額)とその月末での予想額が右側に表示されます。ただし、この予想は、これまでの実績を比例計算しているだけなので、天候については考慮されていません。よって、その後悪天候が続けば、予想額は減少していくことになります。これらのデータを他のエコめがねユーザーの平均と比較できます。これはエコめがねならではの利点の1つです。
グラフを表示することもできます。
表示できるグラフは、電気代収支、電力量、今月末見込み、売った電気の割合、使った電気の量の5つです。
例えば、電力量の一日の変化は時間ごとに、下の左のグラフのように表示されます。
0時から23時までの発電量(緑)と消費量(橙)、待機電力量(赤)の時間ごとのデータが表示されます。


1か月の変化を日ごとに見ることもできます(右のグラフ)。この場合は、棒グラフのほかにその日の天気も示されます。当然のことですが、晴れの日は発電量は多く、雨や曇りの日は少なくなります。
下のグラフは電気代収支の一日の時間別(左)および1か月の日別(右)の変化を示したものです。緑の棒が売った電気代、橙が買った電気代です。買った電気は、マイナスとして下向きに表示されます。両者の差が収支として、折れ線グラフ(青)で示され、ここにはみんなの平均も比較として灰色で示されます。下のグラフでは、管理人の場合、みんなの平均をうわまっていることがわかります。


他にもグラフはありますが、ここでは省略します。NTT-SEのホームページには体験版もありますので、興味のある方はアクセスして体験してみてください。
エコめがねの利点は、以下の画面に示されるように太陽電池の発電状況をレポートで教えてくれることです。管理人の太陽電池の調子はいいようです。

一方、具体的な数字を知ることもできます。最初に表示された画面に、CSVファイルのダウンロードというリンクがありますので、ここをクリックすれば、月別に毎日の発電量、売電量などが数字で確認できます。これをエクセルファイルとして取り込み、自分でいろいろ解析することもできます。このサイトの「発電状況」に掲載しているデータは、こうして取り込んだものです。ただし、HEMSのように、使用機器ごと(ブレーカーごと)の使用量を知ることはできません。
HEMSとの違い
ここまでの説明の中でも触れましたが、HEMSとの違いを簡単にまとめておきます。
利点:
〇自宅から離れたところでも、パソコン、タブレット、スマートフォンで見ることができる。
〇自分のデータを他の人のデータ(平均値)と比較できる。
〇太陽電池の状態を教えてくれる。
欠点:
〇データがリアルタイムではない。見ることができるのは、約1.5時間前のデータ。
〇使用機器ごと(ブレーカーごと)の使用電気量などのデータがわからない。